「シンプリティな平屋」こだわり語り

設計の髙見です。

5/31公開の建売住宅「シンプリティな平屋」のこだわりポイントを、担当としてご紹介します。

先日5/23のインスタライブで紹介しきれなかった部分も詳しくお届けします✨(アーカイブを残していますので、ぜひチェックしてください)

こだわりポイントは全部で4つ。

長いですがお付き合いください。

①「黒を一つも使わない」辰巳住宅の白×シルバー×オークのシンプルコーデ

弊社のモデルハウスは黒を多く使ったモノトーンコーデの建物が多く、注文住宅でも5~6割くらいは黒を締め色に使ったかっこいい内装になることが多いです。

逆に言うと、白メインの明るくナチュラルな建物がなく、そういった内装が好きなお客様の参考になるような家を建てたいと思ったところからテーマを決めました。

内装コーディネートのルール:

「黒を一つも使わない」

「白×シルバー×オーク」

そして私自身のサブテーマ:

「真似したい」と思ってもらえて、「真似できる」事をする。

家全体にこのルールとテーマを反映させ、特に家具にはこのルールが色濃く出ています。

室内建具の色をホワイト、その把手をシルバーで統一し、メインの床材にオーク柄を採用。

床材に合わせて、TVボード・ダイニングテーブル・チェアをオーク柄で統一し、さらにダイニングテーブルの脚と、スタンドライトにシルバーの物を採用することで、家全体の統一感を出しました。

②水回りストレート動線

弊社のご提案する間取りに「回遊動線」というものがあります。行き止まりがなくぐるぐる回れる動線の事です。

今回もキッチンの周りを回遊できるようにしてありますが、それとは別に私から新しい動線をご提案させてください。

それが「水回りストレート動線」

浴室→脱衣ランドリールーム→洗面・トイレ→ファミクロと、一直線の動線にしました。

この動線にすることで、朝はファミクロから服を取って脱衣室で着替え、洗面所で身支度を整えるという動作が短く行えます。夕方・夜も室内干しした洗濯物をファミクロにすぐ収納できます。

洗面台とトイレを隣り合わせにしてお手洗いからすぐに手が洗える動線も、最近のトレンドなので取り入れました。トイレ空間をトイレ・リモコン・紙巻器のみとシンプルにできるので、私も好きな動線です。

さらに、今回採用している水回りの床材:【LIXIL】ラシッサ耐水フローリング。

一直線にすることで床の貼り分けを綺麗にできるという、デザイン面でのメリットもあります。

③「神は細部に宿る」線を揃える造作

建築家ミース・ファン・デル・ローエが言ったとされる言葉です。

この仕事をしていると、度々この言葉を意識することがあります。

今回の「神が宿っている」部分は、LDK洗面所

LDKには3カ所ハイドアを採用していて、同じ壁面の開口部の高さが揃うようにしています。

併せて、リビングにウェーブスタイルカーテンを採用し、天井付け施工にしました。

窓の高さが通常2mのため、ハイドアを採用してもリビング空間内の開口部高さが揃わない事が多々ありますが、その問題を解消できます。通常のひだありカーテンよりも縦のストンとしたラインがきれいに出て、2.5mの天井高さをより高く見せる効果もあるのでおすすめです。

洗面所には造作を詰め込んだんですが、乱雑にならないよう線を揃える工夫をしています。

縦長FIX窓の上端とオーダーミラーの上端、ニッチの上端を揃える。

2段タイルとミラーをぴったりくっつけ、ミラーの下端とニッチの下端を揃える。

タオル掛けの高さとニッチの2段目を揃える。

洗面台の奥行とニッチの始まりを揃える。

私の頭の中を実際に作ってくださった現場の職人さんたちに感謝です。

④メンテナンスを楽に

設備機器の仕様や材料を決める際に重視しことが「メンテナンスの容易さ」です。以下、列挙していきます。

外壁:【KMEW】エクセレージ・光セラ15 シックイフラット(QFライトチタンダークグレー)

床材:【朝日ウッドテック】ライブナチュラルMRX(オーク)、【LIXIL】ラシッサ耐水フロア(ライトクレイ調)

タカラスタンダードのホーロー製品・・・キッチン・システムバス

全て洗濯できるカーテン

照明器具:【パナソニック】ランプ交換型のダウンライト

挙げたらキリがないですね、、、。

外壁・床材・設備は弊社の注文住宅の標準仕様の中から選んでいますので、注文住宅をご希望の方にも実際にご採用いただけます。

その他にも語り切れないこだわりがありますが、私が設計として提案したい事、注文住宅のお客様から学ばせていただいた事を詰め込みました。ぜひたくさんの方に見ていただきたいです。

ご見学はこちらから→予約フォーム

長々と語ってしまいましたが、最後まで読んでいただきありがとうございました。

この記事を読んだ方にとって、少しでもお役に立てたなら嬉しいです。