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平屋建てとは?二階建てとの違いや建築費用などを解説

平屋建ては、一階建ての建物のことであり、小さい子どもから年配の方まで安心して暮らせる家として注目されています。家を建てる場合は、平屋建てと二階建ての違いを確認することがポイントです。

そこで本記事では、平屋建てと二階建ての違いについて、必要な土地の広さや建築費用などを紹介します。そのほか、平屋建てがどのような方におすすめなのかも解説するので、これから家を建てたり買ったりする予定がある方は、ぜひ参考にしてください。

平屋建てとは

平屋建てとは、一階建てのつくりをした建物を指します。伝統的な日本家屋のつくりとして昔から存在する建物ですが、二階建て以上の建物と比べて間取りの柔軟性が高いことで注目されています。

また、二階建てよりも構造を単純化できるので、耐震性に優れており、家族が安心して暮らせる家づくりを実現できるでしょう。上下移動がなく階段が必要ないので、体への負担を軽減できるバリアフリーの環境づくりにもおすすめです。

平屋建てと二階建ての違い

何階建てにしようか迷っている方は、平屋建てや二階建てとの違いを確認しておくとよいでしょう。ここでは、平屋建てと二階建ての違いを5つの項目に分けて紹介します。

必要な土地の広さ


平屋建てと二階建てで同じ延床面積の建物を建てる場合、平屋建てのほうが広い土地が必要です。土地に建てられる延床面積は、都市計画法の用途地域によって上限が定められています。

緩和措置や特別な制限がなく、建ぺい率が50%・容積率が100%で120m2の家を建てる場合、平屋建てと二階建てでどれくらいの土地が必要なのかを解説します。

平屋建ては、一階のみで延床面積が120m2となるので、建ぺい率50%により土地240m2の土地が必要です。二階建ては、容積率100%を十分に活用すれば、120m2の土地があれば建てられると考えられます。

そのため、同じ延床面積の建物を建てるには、平屋建ての場合、二階建てに必要な土地の2倍の広さが必要になるケースがあります。ただし、二階建ては、階段やホールを設けるスペースが必要になるので、平屋建ての2分の1の土地で建てられるとは限りません。

建築費用


平屋建てと二階建てを注文住宅として建てる場合の建築費用は、平屋建てのほうが高くなる傾向にあります。基礎や屋根の面積が自然と広くなるため、建築工事にかかる費用が高くなります。

建売住宅を購入する場合は、土地と建物がすでにセットになったものなので、単純に販売価格を比較するとよいでしょう。土地の広さだけではなく、築年数などによって相場が異なるので、平屋建てのほうが安く購入できる場合もあります。

また、キッチンや浴室、断熱性能などの住宅設備によって、価格が大きく変わります。注文住宅の建築費用では、平屋建てのほうが高くなる傾向にありますが、設備によっては二階建ての建築費用のほうが上回る可能性があるでしょう。

利便性


平屋建ては、二階建てのように階段がなく上下移動の負担がありません。そのため、一階から二階以上まで何度も往復せずに家事が完結し、生活を送るうえで利便性が高いといえます。

階段を上り下りする負担がない分、重たいものを運ぶときの動線が短く楽に感じるでしょう。二階にキッチンを設けている二階建てと比べると、買い物を終えたあとの片付けもスムーズに行えます。

二階建てで利便性を重視するには、水回りを1か所に集中させて動線を短くすることがポイントです。たとえば、キッチンと洗濯機の設置場所を近づけたり、洗濯機からクローゼットまでの距離を短くしたりするなど、工夫するとよいでしょう。

また、生活動線だけではなく、来客スペースや家族団らんの空間を横切らないようにすることも大切です。平屋建ての場合は、すべての部屋が一階に集まっているので、利便性を高めるために廊下を経由して裏動線を確保するとよいでしょう。

安全性・プライバシー


安全性の観点でいうと、階段のないバリアフリーの平屋建てのほうが安全に暮らせると考えられます。階段でのつまずきや転倒などのリスクを軽減できるので、小さい子どもや年配の方がいる家庭におすすめです。

また、平屋建ては二階建てよりも構造が低いケースが多いので、耐震性に優れています。二階建ては、地震により一階部分が二階部分に潰されてしまうおそれがあるでしょう。

プライバシーの観点でいうと、二階建てのほうが屋外の通行人の視線を防ぎやすく、不審者の侵入も防止できる可能性があります。平屋建てでプライバシーを重視する場合は、塀や開口部のつくり方を工夫する必要があります。

ただし、二階建ての場合は、二階の生活音が一階に響いてしまうケースがあるでしょう。平屋建てなら一階建てなので生活音が気になりにくく、二階建てなら各階の水回りを重ねるなどして工夫することがポイントです。

メンテナンス費用や税金


平屋建てや二階建てを建築・購入した場合は、固定資産税と都市計画税が毎年発生します。土地と建物にそれぞれ発生するので、二階建てよりも土地が広い傾向にある平屋建てのほうが高くなる可能性が高いです。

建物にかかる税金は、建物の広さと固定資産評価額で決まります。平屋建てのほうが高くなるといわれていますが、建売住宅を購入した場合は、築年数や住宅設備などにより税金を抑えられる可能性があるでしょう。

また、メンテナンスにかかる費用は、二階建てのほうが高くなる傾向にあります。平屋建てよりも外壁面積が広くなり、足場を組み立てる必要があるため、費用がかかると考えられます。

屋根の面積は、平屋建てのほうが広くなりますが、メンテナンスの頻度は二階建てのほうが多くなることが一般的です。ただし、外壁や屋根の材質などによって、1度のメンテナンスにかかる費用が異なります。

こちらの記事では、平屋間取りの成功例について解説しています。部屋数の間取りアイデアや子どものいる家庭におすすめのアイデアも取り上げているので、ぜひあわせてご覧ください。

平屋はどんな人におすすめ?

平屋建ては、階段がなくバリアフリーなので、小さい子どもや高齢の方がいる家庭におすすめです。階段を踏み外したり転倒したりするリスクを軽減できるので、家族みんなが安全に暮らせる家づくりをしたい場合に適しています。

また、二階建てよりも短い生活動線で暮らせるケースが多いので、普段の家事の軽減にもつながるでしょう。階段を上り下りせずに生活ができ、老後の生活の利便性を重視している方におすすめです。

平屋建ては、大きな窓を設けたり天窓をつけたりすることで、開放感のある空間づくりができます。シンプルな構造が魅力であり、コンパクトな生活を送りたい場合にも適しています。

一方で、家族の人数が多く、広さや部屋の数の多さを求めている方は、二階建て以上がおすすめです。家族の人数分の部屋を設けないと、一人ひとりのプライバシーを守れない事態につながるでしょう。

これから家族が増えたり、小さい子どもがいたりする場合は、子どもの成長に合わせた家づくりが重要です。平屋建てだとプライバシーをしっかり守れなかったり、二階建てだとのちのち二階の部屋を使わなくなったりする可能性があるので把握しておきましょう。


辰巳住宅では、平屋建ての魅力や間取りを紹介しています。さまざまな理想にあわせたアイデアも取り上げていますので、ぜひあわせてご覧ください。

まとめ

平屋建ては、階段がなくバリアフリーの環境を実現できるので、小さい子どもや高齢の方がいる家庭におすすめです。階段を上り下りする必要がないので、短い動線で生活できる点が魅力です。

ただし、同じ延べ床面積の二階建てと比べると、平屋建てのほうが建築費用や税金が高くなる傾向にあります。必要な土地も広くなるので、注文住宅だと土地の購入費用が膨らむこともあるでしょう。

辰巳住宅は、北九州市の注文住宅の建築を行っている工務店です。HEAT20G2や耐震等級3などの高性能な家づくりにも対応しているので、家族が安心して暮らせる家をつくりたい方は、お気軽にお問い合わせください。

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